今年の暑さは異常じゃないかと、センゴクは照り付ける太陽に辟易した。海兵であるから暑さにはそれなりに耐性があるものの、今年のこの容赦なく体内の水分を奪うだけでは飽き足らず露出された肌を焼く勢いのある暑さはどう乗り切ればいいというのか。いや、元帥の執務室ともなればぴっしりと締め切り氷の柱やベガパンクの科学力を詰め込んだ機会によって過ごしやすい部屋を作ることなど容易い。しかし部屋から一歩外に出ればコンクリートで温度を増したぬめっとした温度に一瞬で汗が流れる。部屋から出ねばいい、元帥ほどの地位なら安楽椅子に寄りかかるだけで1日を過ごすこともできようよ、海軍本部の内情を知らぬ者は首を傾げつつ言うかもしれない。しかし、センゴクが適当な時間に出歩いてあちこち回らねば同期の現在部下(簡単に言えばガープが!)が日陰で涼んでいるわ、その隣には涼むのに便利だとアイテム化されている最高戦力(言ってしまえば青キジが!)がいるわ、資料室で缶詰になっている姪っ子にちょっかいをかけに行こうと仕事を放り出して歩いている大将(ようは黄猿が!)がいたりと、センゴクは気が抜けないのだ。なぜ元帥の身分にもなって一番重要な仕事が「見回り」なのだと色々思うことがないわけでもないが、しかし言って聞く連中なら苦労はなかった。
唯一の救いは問題の大将が三人ともどうしようもないというわけではなく、赤犬のみは見回る必要のないくらい真面目に仕事をしている、という点だろう。
基本的に生真面目すぎて融通が利かぬところはあるが、しかしこういう日々では問題を起こさぬゆえセンゴクとしてはおつるさんを除いて唯一相談できる男だと信頼を置いていた。青雉がサボっていればセンゴクが怒鳴るまでもなく赤犬がマグマの拳で殴り飛ばすなど、赤犬がいるからこそセンゴクは「見回り」で済んでいるのかもしれない。
海軍本部、本日は全体が比較的早く仕事が終わるはずであるから、久しぶりに赤犬と酒など酌み交わして日々の疲れを労う場を設けようかと、そんなことを考えればセンゴクの顔も自然険しさを潜める。日々平和のために戦う海兵、しかし休息も必要とセンゴクは思う。
あの厳しい顔ばかりしているサカズキも酔えば中々饒舌になり、正義についての討論についついセンゴクも熱くなるがそれはそれで楽しいものだ。あの男の好みそうな酒はなんだったか、と頭の中で思い出した次の瞬間。
目の前を真っ赤な髪をした魔女が通り過ぎた。
暑い夏!!ハイ!!センゴクさんと新妻の話!
「センゴクくんって本当にいい反応するよね。サカズキの上司じゃなかったら遠慮なんてしないのに」
思いっきり嫌そうな顔をしたセンゴクを目ざとく見つけた悪意の魔女、ころころの喉を鳴らしその美しすぎて悪寒が走る青の目を細める。本日の装いは裾の長い真っ白なワンピース。裾には淡い緑の糸で刺繍が施されているところからの手縫いであると知れる。日除け帽の真っ白い帽子には刺繍糸ど同色の眺めのリボンが巻かれが頭を動かすたびひらひらと揺れる。暑い日差しに帽子だけでは足りぬと見えて掲げる表は白内側は黒の日傘。よく街で見かけるものよりも少し柄が妙な形をしているのは明らかに細剣でも仕込んでいるのだろうと知れる。ただ見ていれば良家の淑女と言って申し分ないその佇まいであるのだけれど、センゴクは先ほどまでの気分が一気に低下したのを感じた。
「…なぜ貴様がここにいる」
悪意の魔女、嘆きの魔女、茨の魔女、海の魔女、多くの名を持つが大将赤犬の内儀として収まって久しい。籍を入れたと赤犬から聞いた時センゴクは「ついに実力行使に出たか…」と只管呆れたが中々どうして魔女が大将と「夫婦関係」になるのは世界的に見て海軍が有利になるのではないかとそう思ってきた。が待つ家に毎日帰宅することが幸福だとあの赤犬がこれまで以上に仕事に励み、正義を貫き、そしてその圧倒的、盲目的過ぎる赤犬の正義の影にひっそりとが寄り添う。そうしていれば二人は少なくともお互い「安心」で、最高戦力の赤犬の精神が保たれ、また魔女が世に彷徨うことがないということがセンゴクには「安心」だった。
海の屑、いやいや、海賊連中(特に赤い髪の中年とか)は魔女と赤犬の「入籍」を認めず日々抗議の電話をかけてくるが赤犬の「諦めて祝え」という容赦ない言葉によってちょっとばかりいらん騒動が勃発しかけたが、それはもう想定内のことである。
しかし、こうしてが普通に本部を歩いている、ということがセンゴクには何か嫌な予兆のように感じられた。大人しく赤犬と新婚ごっこでもしていればいいものを、と皮肉をこめた目を向ければ、ここ暫く「良妻」という顔付きしかしなかったが魔女時代を彷彿させる眼を向け見上げてくる。
「このぼくの行動を咎める、その身の程の弁えなさのは君の長所かい」
相変わらず人を不快にさせる天才だとセンゴクはしみじみ感じつつ、眉間に皺を寄せを睨む。赤犬に対してはどこまでも従順、常に口元に穏やかな微笑を浮かべて「サカズキ」と自身が持ち合わせる全ての愛情を注いで呼ぶというのに、こうして一度魔女の顔をすれば薄らと眼を細め、まさにこの世の傲慢尊大を全て集めて人の形にしたような生き物となる。先ほどは「旦那様の上司だから」などと殊勝なことを言った唇はあっさりとこちらを卑下する。ぴくり、とセンゴクが不快を表すように眉を跳ねさせれば、途端はにこり、と無邪気に微笑み小首を傾げてみせた。
「なんてね!ふふ!冗談だよ!」
こちらが不快になったことで十分満足だ、という様子はまるで隠さぬのに、言葉ばかりは「冗談」で済ませようとしている。その実、心では明らかにセンゴクを自分より「下」に見ているのだ。はセンゴクが次にどういう反応をするかも待つことなく、己の主張をとんとん、と始める。
「生姜のいいのが手に入ったから冷やし飴を作ってね、それでサカズキに飲んで欲しいなぁって思って尋ねただけ。ちゃんと民間人として正規の手続きを踏んでここにいるのだから、何も問題はないよね?」
ほら、とはポケットの中から青いラインの入った腕章を取り出す。海軍本部は随時見学可と門を開いているし、家族に何か届け物をする者もいるため入り口の事務室で手続きをすればエリアは限定的だが訪れることができる。の見せた腕章は民間人用のもので、基本的には表の一般食堂や訓練場まで見ることができる最もランクの低い物だ。
「……その色ではここまで入ることは許されていないはずだが?」
色は全部で七色あり、青は海軍のシンボルカラーの一つであり民間人にも馴染みやすかろうということで使用されている。とてそのことは知っているだろう。「問題ない」といいながら堂々と、明らかな「不法侵入」である。
咎めるように言えば、がにこり、と笑顔を向けた。
「奥に進むごとに止める海兵がいないのだもの。あっという間にここまでこれたよ?」
「……まぁ、そうだろうな」
中間地点までは止められる可能性もあったろうが、海軍本部奥へ進むにつれ、言い換えれば階級の高い海兵が利用するエリアに進めば、を「魔女」と知る者ばかりになってくるのだ。そして赤い髪の少女が赤犬の関係者であると少なからず承知のものなら当たり前のようにひょこひょこ本部の内部を歩いていても声をかけるはずもない。
そしてが本部に来てはならぬということはなかった。寧ろ、いついかなることがあるやもしれぬので以前の通りにを扱う、というのが政府の考えだ。つまりはが本部にいることで顔を顰めているのはセンゴク自身の個人的な、への嫌悪感から、と言ってしまえばそれまでだった。当人とてそれをよくわかっている。でなければ、本当にがここにいることが「まずい」のであれば、赤犬に迷惑をかけるということでは近づきもせぬだろう。
なんだこの対応の差、と思わなくはないが、センゴクは溜め息一つでいろんなものをやり過ごし、再びを見下ろした。背の高いセンゴクと顔を合わせるためには日傘を少し背にかけて傾けている。
「赤犬に用があることはわかったが、執務中の海兵の邪魔をさせるわけにはいかん。届け物は私が預かろう」
わざわざ元帥が大将へのおつかい、というのは相応しからぬことだが、センゴクはそんなことよりを赤犬にあわせることを恐れた。
(妻が迎えに来たとか妙なことをほざいて確実にあの男は帰るからな……!!!!!!)
「そんなことしないよ。サカズキはお仕事大事だもの」
ぐっと拳を握り締めて胸中のみで突っ込めば、心が読めているとしか思えないほど絶妙なタイミングでが突っ込みを入れてきた。
「何を言う!!お前さえいなければ真面目で優秀な大将というあの男も、お前が絡めば三大将一どうしようもなくなるんだぞ!!そんなことさせるか!!!」
「センゴクくんってぼくのことなんだと思ってるんだろうねぇ」
「男を堕落させる魔女が何を今更…!!」
きっぱり言い捨てれば、さすがのも「ははっ」と笑顔で額に青筋を浮かべた。
だが事実である。
センゴクは言った言葉を訂正するつもりはない。この海にどれだけ被害者がいると思っているのか。名前を挙げるだけで疲れるとセンゴクは付け足し、絶句したにふんと鼻を鳴らした。
「ただでさえこの暑さで他の海兵たちの労働意欲が低下しているんだ…!この上赤犬の妙な姿を晒して見ろ…!どうなるかわかったものではない!確実にやる気がなくなるぞ!!!?お前たちに自覚はないだろうが……絶対的正義の士たる赤犬が若い娘を「妻」とのたまって腕に抱き上げている光景なんぞ…スキャンダル以外の何物でもない!!」
正直、センゴクは赤犬とが「夫婦☆」とか似合わなさ過ぎて本来の言葉の意味のわからん関係になることをそれほど反対はしていなかった。まぁには鎖も必要、そして赤犬がという存在を欠けばどのようになるかも戦争後間近で見て知っていた。それであるから二人が世帯を持つというのも、まぁ、許容範囲であった。
結婚した赤犬が毎日のように色ボケ発言していると知るまでは……!!!!!
「やれ今日は妻の顔色が良かっただの朝作らせた味噌汁の味が絶妙だっただの…!出かける際に袖を掴んで放さなかっただの……!!!!お前はあの生真面目な男がそんなセリフを吐くのを聞いてなんとも思わんのか!!」
「ぼくって愛されてるよねぇ、って思う」
「黙れこのバカ夫婦が…!!!!」
「あと、サカズキはTPOは弁えてるよ」
「そうでなければおれはとっくにお前らを離縁させているわ…!!!」
おや、とが顔を顰めた。
なにも大げさではない。いや、確かに赤犬は場所と相手をきちんと把握して色ボケ発言をしてはいる。たとえば大将と元帥、おつる中将の五名のみの会議が行われる待ち時間だったり、休憩中に同僚が立ち寄った際などであるが、本部でそういう発言をしているということはどう隠しても人の噂になる。
大将赤犬は愛妻家である、などという噂がここ最近海軍本部でよく囁かれていた。
「でも、それでサカズキに幻滅するような海兵はいないと思うけど?海兵は正義だもの、正義は家族を、家庭を守るものだって思ってるひとって結構いるし、むしろサカズキの人気が上がったと思うけど?」
「海軍全体の士気に関わるのだ…!!過激で知られた男が愛妻家だと知れて…今では黄猿より「親しみを感じる大将殿」になっとるじゃないか!!!」
「いいことだよね。ぼくは旦那様が皆に好かれていて嬉しいよ」
これほど訴えてもはのほーんとその怒気をかわす。
赤犬の役目は「畏怖される存在」であったともセンゴクは思っている。容赦ない、圧倒的、過激で真っ直ぐ揺ぎ無いと、その姿を海兵たちは手本とし、さらに独自の正義を培うべきであると考えていた。わかりやすい道しるべなのだ!それを、という存在を含み『妻』とすることによって、赤犬が妙に庶民じみたところがあると人の意識に入り込むようになった。
確かに赤犬の人気は上がっている。これまで近づきがたかった大将、今でも仕事面、海賊討伐などでは烈火のような男だが、一度家庭を振り返れば嘘のように穏やかな顔をする、それが「人間らしい」「親しみが感じられる」ということになっているらしかった。
「だからこそ、「そういう人になりたい」って憧れるのならそれは問題ないんじゃないの?」
日傘の柄をくるくると回しがセンゴクの思考を閉めるように呟く。眉を寄せて見下ろせば、先ほどまでのからかいを含んだ顔を止め、その青い目を真剣な色にしてがじぃっと見上げていた。
「サカズキは自分のことは自分で決める。恥のある行動は取らないよ」
恥ではないと反省する気がないから厄介なのだ、とセンゴクは言おうとして止めた。こうも真っ直ぐに見つめられては聊か怒気を削がれる。言葉を詰まらせるとが一度目を伏せ、そして開いた。美しすぎる青の目は微かな暗さをいつも携えており、今はその闇が若干濃いように、センゴクには感じられた。
確かに、評判が悪くなったとかそういうことは一切ない。の言うとおり、家族を省みる心のある赤犬を見て若い海兵などは本来自分たちが何を守りたくてここに着たのか、を思い出すので良い影響もある、ともいえる。
しかし…。
「………………鬱陶しいことにかわりはあるまい」
「あ、本音そこ?」
あれこれ考え、搾り出すように呟けばが笑った。あっけないね、とでも言うような小さな笑い声にセンゴクは「……見せ付けられるこちらの身にもなれ」と、本当に個人的と言ってしまえばそれまでの言葉を漏らした。
は一瞬あっけに取られたような顔をしたが、本気で言っているのだと深い意思を感じたのか慰めるようにトン、とセンゴクの腕を叩く。
「諦めなよ?」
ぼくら改善するつもりはないし、と付け足された言葉は死刑宣告だとセンゴクには思えた。
+++
「水の都の水水飴とドラム王国の粉雪シュガー、それに空島のクリアウォーターにアリスの茶葉、ここまでは完璧だったんだけどどうしても気に入る生姜がなくってね。困っていたらモモンガ中将の実家が農家をやっていると言うし、ためしに聞いてみたら生姜もあるって、それで取り寄せて貰ったんだよ」
手製だろう水筒はブリキ製のはずなのにしっかり保温機能があるらしい。が持って来た小ぶりなバスケットの中には透明なガラスに淵は淡い水色、まぁるい胴体が金魚蜂を小さくしたような印象を与えるグラスが一そろい入っていた。それをセンゴクの応接間、古い樹の机の上に丁寧に並べた白いレースのコースターの上に置く。そうしてブリキの水筒の蓋を開けて、こぽこぽと問題の冷やし飴を注いできた。
「あんまり期待はしてなかったけど、ぼくの希望以上のものでね。届いたのは昼前だったんだけど、嬉しくてつい作って、すぐにサカズキに飲んでもらいたくなったんだよ」
「それなら今私が飲んで構わないのか?」
「ぼくもたまには大将夫人らしく、元帥殿に暑中お見舞いでもしておこうかと思って」
いや、はそういう常識があるのか季節の節目などには必ず丁寧でセンスのある品を送ってくる。賄賂などではなく、社交としての礼儀を弁えたもの。あのにそういう振る舞いが出来ているということが常々センゴクには驚きではあったが、確かに、人を気遣う心がないだけで、基本的には知識が豊富なのだ。
「夏は冷やし飴がいいものだよ。良い生姜を利かせればそんなに甘くないのができるし、さっぱりとした味が暑さを忘れさせてくれるしね」
「冷やし飴か、子供の頃飲んだきりだ」
「センゴクくんは甘いの苦手なの?」
「好みはしないが、口にする分に抵抗はない」
「これで嫌いとか言われたらぼくは笑うしかないよね」
いいながらの手元は器用に用意をしていく。バスケットの中は簡単なクーラーボックスになっているのか銀色の箱の中には氷と、それに葛桜が入れられていた。
「夏らしいな」
「お茶請けを作るのは楽しいからね。サカズキにと思ったから葛桜だけど、センゴクくんには葛きりのほうがよかった?」
「いや、清涼感があるな。暑さを忘れる」
素直に言えばが眼を細めた。素直な賛辞にどう反応すればいいのかわからぬ、という顔は中々面白い。
がこしらえたらしい茶請けは葛練りされた透明な生地の中にやや紅のさした餡子を包み込んだもので、凹凸があり桜の花の集まりのように見える。見た目は涼しげで美しい。桜の葉でくるまれたそれは十分売り物として出せるものだった。
臙脂の小皿の上に添えられた菓子を手元に引き寄せ、切り崩して一つを口に入れる。餡子には桜の風味があり、葛はみずみずしさとしっとりとした甘さがあった。桜の葉はどう仕込んだのか、僅かな苦味があり、しかしそれが甘さと相まって誠にもって絶妙な味わいを出す。
じっくりと一口堪能し、冷やし飴を含んだ。飴の甘さと新鮮な生姜本来の旨みが絡み合いさっぱりと仕立てられている。使用した水の滑らかさが口当たりをよくし、砂糖のまろやかさがしつこくない。
「……」
ことり、とグラスを置いてセンゴクは深いため息を吐いた。
「なぁに?」
「こんなことは言いたくないのだがな、」
腰掛けたまま手でこめかみを押さえ、目を伏せる。眉間に皺が寄ってしまうのはどうしようもない。こちらの出した言葉にが怪訝そうな顔をしているのはわかった。振舞った者としての責任から「何か不手際があった?」と不安そうにしている様子は珍しく、ここを突いてやれば普段の小生意気さを大人しくさせる機会かとも思うが、今センゴクにそんな気力はない。
言うべきか、胸のうちに留めるべきか。
思い悩むことなど滅多にないが、しかし、言わずに留めておくのも大人気ないもの。
センゴクは諦めたようにもう一度息を吐き、の顔を見ぬまま呟いた。
「これなら、お前の料理を自慢したくなるのもわかる」
言った途端、ぽんっ、と妙な音がした。顔を上げればこれまで見たこともないほどが顔を真っ赤にして青い目を見開いている。
再びセンゴクはため息を吐いた。
男の胃袋をこうも見事に掴む味を出されては、日々仕事に励み帰宅を楽しみにしてしまうだろう。センゴクも男だ。赤犬の気持ちがよくわかる。あまり得手ではない和菓子類でこれほどなのだから、日々作りなれた食事というのはどれほどか。料理上手で、そして長年連れ添った魔女、これを手に入れられた赤犬が現在ちょっとばかり幸せオーラを出して妻大事、と前面に押し出してしまうのも、まぁ、わからなくもないと、センゴクは諦めた。
そしてセンゴクは顔を真っ赤にし硬直しているを眺め、再び冷やし飴と茶請けに手を伸ばすのだった。
Fin
(2010/07/23 20:48)
たまにはシリアスしないでのほほーんと日常っぽいのもやりたい!!!とか言い訳です。
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