傲慢尊大、をそのままひとの形にしたような薄ら笑いを浮かべた少女、毒の枢機卿と名高い男、インペルダウンの主どの、マゼランを見上げてゆっくり口を開いた。
「この僕が、己で所業を悔いて改めているのだから、昔の僕の部屋の鍵をよこしなよ、マゼランくん」
堂々とした様子、先ほどまでのぼんやりとした、覚醒間際の子供のようなまなざしは欠片も消えている。マゼランは何かを違和感、覚えたのだけれど、しかし、ただ、深いため息を吐いた。
「もはや毒など、貴様には効かんのだろうな」
「それがわかっているのならなおのこと、僕を閉じ込めておくべきだと思うよね」
「なぜ
ここへ来た」